不動産の時価を評価できるのは不動産鑑定士だけ
不動産の時価を評価できるのは、不動産鑑定士だけです。
これは法律で定められています。
不動産の鑑定評価に関する法律 第36条
「不動産鑑定士でない者は、不動産鑑定業者の業務に関し、不動産の鑑定評価を行つてはならない。」
「不動産鑑定士でない者は、不動産鑑定業者の業務に関し、不動産の鑑定評価を行つてはならない。」
一般的に不動産は人の財産の大半を占めることから、不動産の鑑定評価とは非常に重要な行為です。
そのため、法律で不動産の価格や賃料の評価をすることが認められた唯一の専門家として、不動産鑑定士という国家資格があるのです。
不動産鑑定士は適切な評価を行う義務があり、ウソの価格や賃料を報告するような評価を行った場合、資格剥奪等の処分をされます。
他方 不動産鑑定士でない人は、不動産の価格報告等に責任を持ちません。
相場と全然違う不動産の価格を、他の人に教えてもまず処分されません。(不動産評価の報酬をもらっていたら、別の処分をされますが。)
不動産鑑定士ではない人が、不動産の時価の話をしてきた場合は、ご注意ください。
その価格は、なんら客観性や証拠性がない“時価”です。